お知らせ

速読と語彙力の関係を書いてみました

 

「時間が足りない」

「文章量が多くて読み切れない」

「読み進める速度が遅くてどうしたらいいかわからない」

9月に入り、過去問演習に取り組む中で、このような悩みを持つ方も少なくないのではないでしょうか?

受験生から毎年この手の質問を受けるので、今回は「速読」についての僕の考え方を書いていこうと思います。

あくまで個人の意見ですので、ご参考程度に!

 

速読するには実は単語が大事!

いろいろな考え方があるかと思いますが、今回は速読と単語を結びつけて考えてみたいと思います。

まずはこちらの単語を見てください。

 

(a) dog, mother, pencil

 

(b)sophisticated, impression, flourish

 

(a)と(b)でどちらを早く理解できましたか?

これが速読力の一部になります。

もちろん、単語のみで文章を読んでいるわけではないので、速読できるようになるためにほかにも必要な能力はありますが、「文法・単語・熟語などの英語知識が浸透していること」が必要だということは理解している方も多いのではないでしょうか。

浸透しているという表現をしていますが、要は、パッと見てすぐにわかる状態だと思ってください。

英語を読むとき、慣れている人や、英語が得意な人は1文単位でスラスラ読んでいくと思いますが、1文を細かくしていくと、単語や、熟語などの1つのカタマリになりますよね。

この1つのカタマリを正確に処理していくことが、英語を読むことであり、言い換えれば英語を読むということは単語の羅列を読んでいくことである、ともいえます。

そう考えると、文章を早く読めるということは、この1カタマリの羅列を素早く処理できているということになります。

速読できる人は、単語でひっかからないということも言えると思います。

ターゲット1900やシステム英単語などに載っている単語を覚えずに、過去問で高得点を取り続けている人はさすがに見たことがありません。笑

単語は馴染むまでやろう!

(a)dog, mother, pencil

 

(b)sophisticated, impression, flourish

 

さて答え合わせです。

ほとんどの人は(a)の方がはやく理解できたと思います。

習った当初は「pencilってなんだっけ?」という人もいたかもしれません。しかし今は日本語に直す必要もないくらい、すんなりと読むことが出来たんじゃないでしょうか。

中学1年生くらいで習い、つまりパッ見てわかる状態になるまで馴染んでいるので、いちいち日本語に直す必要がないので、理解が早いのではないかと僕は考えています。

一方(b)は大学受験用のテキストに載っている単語です。こちらの方が思い出すのに時間がかかるのではないでしょうか。なぜなら(b)とは出会ってまだ日が浅く、身体になじんでいないからです。

中学1年生で習う単語と、大学受験向けの単語を比較することはだいぶ極端な例かもしれませんが、何度も練習して、何度も目にすることによって身体に馴染ませるくらい練習することが速読に繋がっているということを感じてもらえたら嬉しいです。

単語を覚えていれば長文は読める!?

ここまでさんざん単語が大事だよ、と言っておいて、今更こんなことを言うのも怒られそうですが笑、

単語を覚えていても、長文を読むことは厳しいと思います。

問題にもよりますが、一般受験で必要な長文読解力を身に付けようと思ったら、

単語だけでは厳しいです。

ただ、長文読解のスキルを身に付けようと頑張っていても、単語がわからないことが足を引っ張ってしまうことがあるということは、覚えておいてもらえると嬉しいです。

大事なのはわかるけど、単語を覚えられないよ・・・

単語を覚えようね、といって覚えることが出来れば誰も苦労はしないですよね。

個人的には単語暗記は、英語学習の中で一番ニガテです。

ええ、正直打ち明けましょう、僕は単語を覚えられません!

量も多いし、これ、本当に使うの?って単語ばかり。

ほんとに嫌気が指しますよね・・・

そんな僕が受験生に「単語を覚えようね」というのもヘンな話かもしれませんが、

実は言えるだけの対策がWITHにはあるんですね。

重ね塗り方式で暗記をマスター!

WITHでは最低でも週1回、単語・熟語・文法・語法のテストを実施しています。

例えばターゲット1900であれば、毎週100コずつなどのペースから始める人も多いかと思いますが、1週間で100コというペースだと、1冊終わるのに19週間(約5ヶ月)かかってしまいます。もし5ヶ月頑張って、やっとの思いで1冊が終わった時、最初の単語を覚えているでしょうか?

人はどうしても忘れる生き物です。

なので忘れることも折込済みである計画を立てる方が、より効果的な学習だと思います。

そこでWITHでは、毎週単語を忘れぬよう、1週間で100コずつ追加していく方法を採用しています。(常に改良を加えているため、現在はまた異なった方法かもしれませんが)

これにより、テストがおわったあとも、忘れることなく単語を積み上げていくことができます。

覚えるだけではなく、もう一つ先へ!

単語を覚えたからOK!と単語帳を手放す人がいますが、先述のように、パッと見て分かるようになるくらい、繰り返すことが大切です。

せっかく覚えた単語も、しばらく目にしないと忘れてしまいますからね。

またある程度覚えた段階で、長文読解に取り組むことも効果的ですよ。

長文内で、見たことある単語が出てきたりするので、それが復習になったりしますからね。

今回は速読するには実は単語も大事だよ~というお話しでした。

考えながら書いたところもあり、わかりにくいところがあったらごめんなさい。

書きあげてみると、「なんか稚拙な文章になってしまった・・・」というのが感想ですが(泣)、どなたかの助けになればと思い、公開致しました。

あ、WITHでは無料体験授業を受け付けていますので、気になるかたはお気軽にご連絡くださいね、教室見学だけでもOKですよ~(^^)

ではまた~