「リスニングが苦手・・・」
「リーディングは伸びたけど、リスニングは伸びない・・・」
センター試験まであと1ヶ月を切りましたね。
している生徒からは上記のような声が寄せられます。
そこでリスニング対策について、記しておこうと思います。
個人的な意見ですが、ぶっちゃけてしまうと、受験に必要ないか、使うかもしれない、くらいの人はリスニング対策はしなくていいかもしれません。
余計なことをしているくらいなら確実に使う筆記を勉強しましょう。
なのでこの先は
「リスニングが必要だ」
「使うわけじゃないけど、単純に勉強法が気になった」という人は読み進めてください。
タイプ別にリスニング学習方法を考えてみる
「リスニングが苦手、でも教材はちょっと・・・だから洋楽聞いてます!」
このようなタイプの生徒が毎年ひとりはいます。
英語に興味持ち、できるところから始めることは、とても素晴らしいことです(^^♪
なのでどんどん洋楽を聴いたり、海外ドラマを見てみたりと、英語に触れていってください。
ただ、残念なことに、受験生にはそんな悠長な時間はありません・・・泣
余分な対策時間を取らないためにも、適切な練習をしていく必要があります。
リスニングの適切な練習ってなにをすればいいの?
単語や文法は練習して覚えましょうね、という教わり方をしている人が多いと思います。
遅かれ早かれ覚える必要があるものなので、これは仕方ない面もあります。
ただリスニングは、タイプによって対策が異なる、と個人的には思っています。
そのタイプを判別するために、まずリスニングの問題を回答してみることをオススメします。
自分のタイプを知って適切な勉強をしよう!
リスニング問題を解いたあと、以下4つの選択肢のうち、自分がどのタイプに属するかチェックしてみてください。
曖昧というか、感覚で選んでもらって大丈夫です。
また1つではなく複数えらんでもらってもOKです。
A「音も聞き取れないし、意味もわからない」
B「音は聞き取れるけど意味がわからない」
C「音は聞き取れるし意味もわかるけど、長い文章になるとわからない」
決まりましたか?ではひとつずつ見ていきましょう。
A「音も聞き取れないし、意味もわからない」
Aを選んだ人は、リスニング教材が難しいものである可能性があります。
教材を自分に合ったものに変えてみるといいかもしれません。
目安としては「少し聞き取れない部分がある」、「大まかな内容はわかる」くらいが
ちょうどよいと思います。
あるいはAを選んだ人は自分に厳しい判断をした可能性もあります。
自分が受ける試験の過去問、あるいはそれと同等レベルのリスニングテストをやってみて、自分のレベルをチェックしてみてください。
Aを選ぶ人でたまにすごくリスニングが出来る人がいます。そんな人は自信を持ってくださいね!(^^)/
B「音は聞き取れるけど意味がわからない」
Bを選んだ人は、音をキャッチするのが上手なタイプです。
音は聞き取れるのに、意味がわからないということは、
単語・熟語などの知識不足の可能性があります。
例えば
What’s your nationality?
と聞かれて、Nationalityという音は聞き取れるけど意味がわからない、という人です。
「Nationality = 国籍」という意味を知らないと何を聞かれているのかわからなくなってしまいますよね。
このように単語・熟語が分からない場合があります。
この場合は単語カードに書くなどして、とにかく語彙を覚えていきましょう。
今回は単語を例に出しましたが、知識をコツコツ補うようにすれば、あなたのセンスをもっと活かすことができます。
盤石な知識を身に付けていけば目標点越えもいけますよ!(^^♪
C「音は聞き取れるし意味もわかるけど、長い文章になるとわからない」
Cを選んだあなたは「返し読みのクセがある」、「英語の文章構成に慣れていない可能性」があります。
「返し読み」をする人は、短い文章などは英語のまま理解しやすいのですが、英語の語順のままだと理解できていない状態かもしれません。
英文を訳す時にこう(→)ではなく、こう(←)読むクセがついている可能性があります。
英語はこっち(→)に流れていく語学なので、同じ向きで意味をとる練習をすると効果があるかもしれません。ちなみにこう(←)読むことを「返し読み」といいます。
「返し読み」をしていると、語順の意味を把握することは難しく、「英語の文章構成」がわからなくなってしまいます。リスニングで返し聴きすることはできませんから・・・
だから英語を英語のまま理解するような練習をしていくと効果的かもしれません。
「文章構成に慣れていない、あるいは長い文章で理解が追いつかない」という人は、
英文解釈をしていくのがオススメです。
自身の「文章構造を把握する力」を越えた文章だとやはり苦労してしまうので、
まずはリーディングで正確に文章構造を把握できるようになることが良いかと思います。
ここまでで、自分のタイプはざっくりわかったかと思います。
「でもタイプを知ったところで、どう勉強すればいいの?」って思う人もいるかと思います
3ステップ方式でリスニングが得意に!
個人的にオススメの勉強法は、「3ステップ方式」です。
1・一度リスニング問題を回答/採点する
↓
2・リスニングの原稿でわからない、聞き取れなかった部分をチェックし学習
↓
3・もう一度、リスニングを聴き、どんな音なのかを確認する
大切なことは「リスニング原稿を読み込むこと」です。
やはり、読んでわからないものは、聞いてもわからないですからね。
わからない部分をしっかりわかるようにしていきましょう!
ざっくりまとめ
・リスニングだけでなく、基礎英語力をしっかり伸ばしていこう
→単語、熟語、文法、英文解釈などをコツコツやっていきましょう!
・リーディングの練習はリスニングの練習にもなる
→読んでわからないものは聞いてもわからないので、まずは読むことから!
おすすめ教材ってなにかあるの?
受ける試験にあったリスニング教材=過去問があればそれを採用することが一番です
もしそうではなく、英語力を伸ばしたいという方向けの教材は以下です。
・TED・・・様々なテーマのプレゼン動画サイト。
・海外ドラマ・・・映画じゃなくてドラマがおすすめ。物語なのでセリフが多いからです。
・洋楽・・・表現や意味は難しいですが、英語の発音を真似したり、楽しむのには◎
・フォニックス・・・実践的な発音練習に最適、発音できれば聞き取れるようになるかも
・英会話・・・会話は経験値は多く、アウトプットとしては最適だと思います
(もはや教材ではないですね笑)
最後に
今回はリスニングに関して書いてみました。
色々書きましたが、もしリスニングに苦手意識があったりしたら、
内容が「全部わかる/聞き取れる」くらいの教材にしてもOKだと思います。
極端ですが、高校3年生で英検5級(中学1年生レベル)を使用してもいいと思います。
まず聞くことに慣れていきましょう(^^♪
あとはわからない部分の原因を探り、改善していけばそれでOKです。
英語は一朝一夕では伸びるものではありませんので、
あせらず、じっくりと取り組みましょう(*’▽’)
またここに書いてあることはあくまで一例にすぎません。
色々な勉強がありますので、自分に合うものを探していきましょう(^^♪
*ただし効率や相性を追い求めて、結局勉強しないのはNGです、気を付けてくださいね
御精読ありがとうございました~(^^)/